2020年度:地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業(2年目)が終了しました!(情報冊子 2021年6月号掲載)
2年目となる2020年度は、2019年度に策定したアクションプランにおける「横浜×日本語×多文化共生」の理念のもと、日本語学習支援を通じて、多文化共生のまちづくりを推進するための各取組を進めました。
3本の柱、7つの取組(うち5つの重点取組)で事業を実施し、コロナ禍による活動の制約もありましたが、オンラインでの活動など各取組を通じて、新たな人との関わりや成果が生まれた1年でした。
柱1 体制づくり推進のための基盤の整備(取組1・2・3)
市域における地域日本語教育推進のための基盤を整備しました。拠点となるよこはま日本語学習支援センターを設置し、また、有識者会議「横浜市地域日本語教育総合調整会議」では、事業内容についての検討・協議や、各分野における地域日本語教育に係る情報・意見交換、事業の振り返りや今後の方向性についての協議を行いました。
柱2 市域における地域日本語教育の推進、連携(取組3・4)
情報冊子の発行、ホームページの制作、日本語・学習支援教室データベース(横浜)のリニューアルなど、よこはま日本語学習支援センターの各事業を中心に、地域日本語教育を推進しました。「地域日本語シンポジウム・まちの日本語プラットフォーム」では、外国出身者からの大変興味深い発信もあり、日本語学習や日本人・外国人のコミュニケーションに関わるさまざまな事例が紹介されました。
柱3 研修・地域日本語教育・支援(取組5・6・7)
外国人も含めた日本語学習支援者向け研修、企業と連携した日本語教室開催やICTを進める講座など、新たなニーズに対応するプログラム展開を試みました。
「ようこそにほんご@みどりく」では、モデル地域(緑区)の取組みとして、外国人の多い地域で全6回の教室を行いました。講師・アシスタントに3名の外国出身者を迎え、他の日本語教室とのオンライン交流会も盛り込み、日本語を使って交流する楽しさを感じられる機会をつくりました。
取組内容および事業報告は、よこはま日本語学習支援センターホームページで公開しています。